初参式はいつ受ける?赤ちゃんと家族のお寺参り

家族から「赤ちゃんの初参式はどうする?」と聞かれて、初めて名前を知ることがあります。生後百日と聞くと、もう過ぎてしまった、体調がまだ落ち着かない、と気になる人もいるでしょう。

初参式(しょさんしき)は、子どもの誕生を仏前で祝い、初めてお寺へお参りする儀式です。ここでは浄土真宗本願寺派の寺院の案内を手がかりに、意味と準備を見ていきます。

子どもを迎えた家族も、仏縁をいただく

本願寺神戸別院の初参式の説明は、新しい命の誕生を仏前へ報告し、阿弥陀如来の前で家族や縁ある人々と祝う式としています。

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子どもにとって初めての仏縁であるとともに、親にとっても、親として生きる出発点だと説明されています。赤ちゃんのための記念行事を整える側にいる大人も、自分たちが受け取った縁を見つめる時間になります。

神社へのお宮参りと、寺院での初参式は、参拝する先と教えの背景が違います。家族の習慣を聞くときには、いつ行くかに加えて、何を大切にする式として受け継いできたのかを尋ねると、準備の意味が見えてきます。

百日は目安。過ぎたら終わりではない

神戸別院は、出産後百日、またはその後の適当な時期を選ぶよう案内しています。大阪・正宣寺も、生後百日から一歳頃を目安としながら、年齢の制限はないと明記しています。

一方、富山・願海寺は、生後一か月から百日頃を基本としつつ、まだ寺院へ来たことのない小中学生まで参加を呼びかけています。寺院の案内を比べると、日数に幅があることが分かります。

予定を組むときは、百日という数字だけでなく、子どもや出産後の人の体調、移動時間、家族が付き添える日を合わせて考えます。無理のある日を先に押さえてから合わせるより、可能な時期をいくつか伝えて相談できます。

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「遅れてしまいました」と謝ることから始める必要はありません。「子どもは今何か月で、この時期なら伺えそうです」と、現在の事情を伝えれば、寺院も日程を考えやすくなります。

お勤めの言葉や次第は、お寺ごとに少し違う

初参式には、念珠の授与、お勤め、消息の拝読、お祝いの言葉、記念撮影などが含まれます。ただし、並び方や読む本文、記念品は寺院ごとに違います。

神戸別院の案内には、念珠・式章の授与と「らいはいのうた」のお勤めがあります。正宣寺では、念珠の授与に続き、讃仏偈のお勤めや参拝者の焼香などが示されています。この二つを合わせて、全国共通の次第を作ることはできません。

式をお願いするお寺から次第を受け取ったら、抱っこしたままでよい場面、家族が焼香する場面、写真を撮るタイミングを確かめておきます。おつとめに不慣れでも、事前に流れが分かれば、当日は案内を聞きながら参加できます。

念珠や式章を記念にいただく場合は、受け取った後の保管も家族で考えます。小さな子どもが扱う間は大人が見守り、式で授かった物として大切に残せます。

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泣いたときのことは、予約の段階で話せる

式の途中で泣いてしまったら、授乳の時間が重なったら、と心配になることがあります。願海寺は、泣いても気にしなくてよいと明記し、別室での休憩や授乳の場所も案内しています。

これは願海寺の設備の説明なので、別のお寺へ行く場合には、その場に何があるかを聞きます。入口から本堂までベビーカーで移動できるか、置く場所はあるか、おむつ替えや休憩はどこでできるか。会場の写真だけでは分からないことも、具体的に尋ねられます。

当日は、赤ちゃんの様子を見ていられる人と、受付や荷物を担当する人を大まかに分けておくと、用事が一人へ集中しにくくなります。一人で付き添う場合も、そのことを先に伝えておけば、手順の相談ができます。

式の時間だけでなく、往復の移動にも余裕を持たせます。記念写真や会食を予定するなら、全部を同じ日に詰め込むかどうかも、家族で見直せます。

家族の宗教的な背景が違うとき

片方の家では寺院の行事が身近でも、もう片方には初めてということがあります。祖父母が当然のように話を進める前に、子どもを養育する人同士で、どんな式かを知り、一緒に決める時間を取れます。

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寺院の説明を見せながら、何が行われ、どのような教えに触れるのかを共有します。唱える言葉や作法について分からない点があれば、そのまま僧侶へ尋ねられます。「初参式だから」と細部を飛ばさず、家族が納得して参列できる形を相談します。

仏前結婚式を考えるときにも、儀式の意味と当事者の気持ちを確かめることが大切です。出生後の行事でも、家の慣習を大事にする思いと、今の家族の事情を、言葉にしてすり合わせられます。

問い合わせでは、月齢と希望を簡潔に伝える

寺院へ連絡するときは、希望する時期、子どもの月齢、おおよその人数をまとめます。そのうえで、予約方法、式の時間、服装、持ち物、お供えについて教えてもらいます。正宣寺のように当日受付を行わない寺院もあるので、参拝当日に申し出ればよいとは考えず、先に連絡します。

服装は、参拝先の案内を確かめながら、抱っこや授乳、移動のしやすさも考えます。特別な衣装や写真を希望するなら、着替える場所や撮影できる範囲も同時に相談できます。

初参式で寺院との縁ができたら、その後の家族のお参りについて聞くこともできます。花まつりのように、釈尊の誕生を祝う行事に触れる機会もあります。初参式は子ども自身の誕生を祝う式、花まつりは釈尊の誕生を祝う行事として、それぞれの意味を持って参加できます。

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百日という目安を知ったうえで、今の家族に合う時期を選ぶ。子どもとともに仏前へ座る時間を、その日の小さな出来事も含めて、大切に迎えられます。

よくある質問

初参式は生後100日を過ぎても受けられますか?

受けられる寺院があります。本願寺神戸別院は出産後100日またはその後の適当な時期、正宣寺は100日から1歳頃を目安に、年齢の制限はないと案内しています。子どもと家族の状態に合わせ、希望する寺院へ相談できます。

赤ちゃんが式の途中で泣いたらどうすればよいですか?

子ども連れでの儀式なので、泣いたときの退出や休憩について先に相談しておくと安心です。願海寺のように、泣いても気にしなくてよいと明記し、別室の休憩・授乳場所を用意する寺院もあります。

初参式は、予約せず当日に行っても受けられますか?

寺院によって受け入れ方が違います。正宣寺は当日受付をせず事前連絡を求めています。希望日、子どもの月齢、人数などを伝え、日程と準備を相談してから出かけます。

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