法事を欠席するときどうする?連絡・御仏前・供物の考え方

法事の案内が届いたけれど、どうしても出席できない。仕事の都合、体調、遠方で日帰りが難しい。理由はさまざまですが、「行けない」ことに対する申し訳なさは共通しています。

欠席すること自体は問題ありません。大切なのは、その後にどう対応するかです。

まず連絡を早めにする

法事の案内を受け取ったら、出欠をできるだけ早く伝えます。返信はがきがあればそれに、なければ電話やメールで直接伝えます。

遅くなるほど、施主側の準備(食事の人数、席の配置、引き出物の数)に影響が出ます。出欠を迷っている場合でも、欠席の可能性がある旨を先に伝えておくと、施主側の負担が軽くなります。

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連絡の際に長い説明は不要です。「申し訳ありませんが、当日は所用のため出席が叶いません」で十分です。病気や介護など、事情を詳しく話したくない場合は「やむを得ない事情で」と伝えるだけで構いません。

御仏前を送る

欠席する場合でも、御仏前を送ることで供養の気持ちを伝えることができます。

金額の目安

出席する場合の金額と同額か、やや少なめが一般的です。出席時に1万円を包む予定だったなら、5,000円から1万円程度。お斎(食事)に参加しない分、少し抑えて考えて構いません。

御仏前と御霊前の違いで整理した通り、四十九日以降の法事では「御仏前」の表書きを使います。

送り方

現金書留で送ります。普通郵便で現金を送ることは法律で禁じられています。法要の前日までに届くよう、余裕を持って発送してください。

封筒の中に、御仏前(不祝儀袋に入れたもの)と一筆箋を添えます。一筆箋には、欠席のお詫びと故人を偲ぶ一言を書きます。

供物を送る

御仏前の代わりに、あるいは御仏前に加えて、供物(お供え物)を送ることもできます。

品物の選び方

法事の供物は「消えもの」が基本です。

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品物注意点
お菓子(和菓子、焼き菓子)日持ちするもの。個包装が便利
お線香、ろうそく仏壇で使えるもの
お花(アレンジメント)花瓶不要のものが手間がかからない
果物傷みやすいため到着日に注意

供花と供物の違いで詳しく整理しているので、迷った場合はそちらも参考にしてください。

送るタイミング

法要の前日か当日の午前中に届くよう手配します。届け先は法事の会場よりも、施主の自宅に送ることが多いです。会場がお寺の場合は、事前にお寺に受け取りが可能か確認しておくと確実です。

手紙やメッセージを添える

品物を送る場合も、現金書留で御仏前を送る場合も、一言添えるだけで印象がまったく変わります。

長い手紙は不要です。以下の要素を含めれば十分です。

欠席のお詫び。「このたびはやむを得ず参列が叶わず、まことに申し訳ございません」

故人への想い。「○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます」

施主への気遣い。「お忙しいなかの準備、どうぞご無理なさらないでください」

便箋一枚、あるいは一筆箋で十分です。

欠席が続くときの気持ちの整え方

遠方に住んでいたり、仕事が休めなかったりして、何度も法事を欠席してしまうことがあります。そのたびに罪悪感が募るかもしれません。

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法事は何のためにあるのかで書いたように、法事の本質は「決まった日に決まった場所にいること」ではなく、故人を想い、手を合わせることにあります。

自宅の仏壇に手を合わせる。お墓参りに行ける日に行く。故人のことを思い出して、心の中で語りかける。これらはすべて供養の形です。

仏教の回向(えこう)は、場所を問いません。法事の会場にいなくても、同じ日に自宅で手を合わせ、「読経の功徳が故人に届きますように」と念じることはできます。

「行けなかった」ことを責めるより、「行けないなかで何ができるか」を考えるほうが、故人にとっても自分にとっても意味のある時間になります。

法事の本来の意味に立ち返れば、故人との縁を確かめ直す時間がそこにあるかどうかが問われています。その時間は、お寺の本堂にいなくても、自分の部屋の中にも作ることができます。供養の形は一つではありません。あなたの生活のなかで無理なく続けられる形を見つけてください。

よくある質問

法事を欠席するのは失礼にあたりますか?

事情があって出席できないこと自体は失礼ではありません。大切なのは早めに連絡すること、そして御仏前や供物で気持ちを伝えることです。無理をして出席し、体調を崩す方がかえって遺族に負担をかけることもあります。

法事を欠席するとき御仏前はいくら包みますか?

出席する場合と同額か、やや少なめ(5,000円から1万円程度)が一般的です。お斎に参加しない分を差し引いて考えて構いません。現金書留で送る場合は、法要の前日までに届くよう手配します。

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